季語を入れた手紙の書き方。挨拶文などの例文をご紹介します。
季語とは元来どんな意味があるのでしょうか?「季語」…それは、呼んで字のごとく季節をあらわす言葉です。四季のある美しい国、日本ならではの文章表現法ですね。もともとのル≠ワしいとされている、季節を象徴的に示す言葉です。
季語の数は一つの俳句に一つ詠み込むというのが原則ですが、二つ以上季語が存在することを「季重ね」といい、その場合は主題に沿った方を季語とします。もっとも、季語を含まない俳句もあります。季語を含まない俳句は、江戸俳諧の発句では雑(ぞう)の句と呼ばれ、正岡子規以降の近代俳句では無季俳句と呼ばれています。
俳句にとっての「季語」は大変大きな役割を果たしています。読むものに詩情の象徴となるイメージを与え、時間と空間を一つのものとして表現することができる…季語とは、奥深い言葉でもあるのです。
手紙を書く時の季語をまとめてみました。季節によって使われる季語も変わってきますが、月ごとに使い分けると良さそうですね。手紙に使われる季語の例を挙げてみます。手紙の書き出しの季語として是非ご活用下さい。
1月の季語…謹賀新年、一面の銀世界、初春、新春、厳冬、大寒、新春の喜び 2月の季語…晩冬、立春、余寒、残寒 3月の季語…浅春、春分、春暖 4月の季語…仲春、温暖、桜花 5月の季語…晩春、惜春、若葉、立夏 6月の季語…長雨、向暑、麦秋
7月の季語…酷暑、猛暑、炎暑、大暑 8月の季語…晩夏、立秋、残炎、新涼、残暑 9月の季語…初秋、新秋、秋色、秋分、秋涼 10月の季語…仲秋、秋晴、秋雨、紅葉 11月の季語…季秋、落葉、立冬 12月の季語…初冬、歳末、歳晩
手紙における出だしの季語。改まった文を書くときには必ず言って良いほど使われますね。
1月の季語と挨拶文:初春とはいえ厳しい寒さ、例年にない寒さ、寒気ことのほか厳しく
2月の季語と挨拶文:春とは名ばかりでまだ真冬のように寒く、冬の名残りがなかなか去らず、梅のつぼみもそろそろ膨らみ、三寒四温とか言われる季節
3月の季語と挨拶文:春寒しだいにゆるみ、桃の蕾もふくらみ、春の彼岸の頃、一雨ごとの温かさ
4月の季語と挨拶文:春たけなわ、春も深くなり、春光うららかな、葉桜の季節となり、春陽麗和の好季節
5月の季語と挨拶文:風薫る五月となりましたが、初夏の風も爽やかな頃となり、五月の空に鯉のぼりが
6月の季語と挨拶文:うっとうしい季節になりましたが、長かった梅雨もようやくあがり、暑さ日増しに厳しく
7月の季語と挨拶文:一雨ほしいこの頃、暑さ厳しいおりから、気候不順なおりから、涼風肌に心地よく
8月の季語と挨拶文:暑さも峠を越しいよいよ秋、虫の声に秋も近づき、虫の声に秋も近づいたことを感じる昨今
9月の季語と挨拶文:さわやかな好季節をむかえ、朝夕日毎に涼しくなり、虫の音もようやく繁くなり
10月の季語と挨拶文:日増しに秋も深まり、天高く馬肥ゆるの候、燈火親しむの候、木々のこずえも色づいて
11月の季語と挨拶文:菊薫る今日このごろ、吐く息も白くなり、朝夕ひときわ冷え込むころ
12月の季語と挨拶文:年の瀬もいよいよ押し詰まり、木枯らし吹きすさぶころ、年末御多忙の折から